「他の相続人と連絡が取れない・取りたくない…そんな時どうすればいい?弁護士が教える“関わらずに進める方法”」
【はじめに】

「相続手続きで連絡を取りたいけれど、相手が音信不通…」
「過去に揉めたから、もう顔も合わせたくない…」
相続は「家族」の問題でもありますが、それゆえに感情的なすれ違いや、長年の確執が表面化しやすい場面でもあります。
この記事では、**他の相続人と連絡が取れない・取りたくない方に向けて、弁護士が“関わらずに進める現実的な方法”**をお伝えします。
1. 他の相続人と“連絡が取れない”ケース
よくある状況
- 住所はわかっているが、電話もメールも無視されている
- 長年音信不通で、今どこに住んでいるかも不明
- 書類が必要なのに、署名・捺印を拒否されている
解決策
このような場合、家庭裁判所で「遺産分割調停」を申し立てることができます。
調停を申し立てることで、
- 裁判所が他の相続人に連絡を取ってくれる
- 連絡が取れない相手に対しても取りうる手段がある
- どうしても出廷しない場合は、「不在のまま手続を進める」ことも
つまり、相手が協力しなくても法的な手続きを進められる可能性があるのです。
2. 「連絡したくない」ケース(感情的に関わりたくない)
こんな状況もあります
- 昔のトラブルが原因で、話すだけでもストレスになる
- 家族の中で絶縁状態になっている
- 自分で交渉するのは心理的に無理
解決策
このような場合は、弁護士が代理人として対応することで、相手と直接やり取りせずに手続きを進めることができます。
弁護士が代理に入ると:
- すべての連絡・交渉は弁護士が行う
- 感情的な衝突を避け、冷静かつ法的に進められる
- 相手からの圧力や嫌がらせがあった場合も、弁護士が対応できる
つまり、自分は一切関わらずに、必要な権利をきちんと主張できるのです。
3. 弁護士に依頼するとどう進む?
【STEP 1】相続関係・財産内容の確認
- 相続人の調査、戸籍の取得など
- 財産の内訳や評価を明確に整理
【STEP 2】相手への通知・交渉
- 代理人として相手に通知書を送付
- 応じない場合は調停・審判への準備
【STEP 3】家庭裁判所での調停または審判
- 当人同士で顔を合わせる必要なし
- 基本的に弁護士が対応(本人は出席不要な場合も)
4. それでも相手が無視し続けたら?
相続手続きは、「協力が得られなければ何もできない」と思われがちですが、法律には「進める手段」が用意されています。
- 相手が調停にも出てこない → 審判で裁判官が分割方法を決定
- 書類を出さない → 裁判所が強制的に判断する仕組みあり
- 最悪、公示送達で「いないもの」として手続を進めることも可能
弁護士の支援があれば、こうした手続きをスムーズに進められます。
5. 早めの相談がカギです
「どうせ無理だろう」と放置してしまうと、
- 相続税の申告期限(10ヶ月)を過ぎてしまう
- 財産が処分されたり、勝手に使われてしまう
- 自分の取り分を失ってしまう可能性も
トラブルがこじれる前に、早めに専門家へ相談することが、最も確実で安全な方法です。
6. 相続に強い法律事務所として、私たちにお任せください

相続問題は、財産だけでなく「人との関係」も複雑に絡み合います。
とくに、相手と連絡が取れない・取りたくないというケースは、法律と感情の両方のバランスを見ながら進める必要があります。
私たちの事務所では、これまでに以下のような相続案件を数多く解決してきました。
- 連絡が取れない相続人との遺産分割調停
- 感情的な対立で話し合いが難しい兄弟間の相続
- 名義不明の不動産や複雑な財産構成を含む事案
どの案件も一つ一つ丁寧に対応し、ご依頼者の不安を取り除きながら最善の解決へと導いてきた実績があります。
「相手とはもう関わりたくない」
「でも、自分の正当な権利はきちんと守りたい」
そうお考えの方こそ、経験豊富な私たちにお任せください。
あなたの代理人として、感情的なやり取りを避けつつ、冷静かつ法的に手続きを進めます。
【まとめ】
相続人同士、どうしても連絡が取れない、取りたくない。
そんな状況はめずらしいことではありません。
だからこそ、法的な手続きと専門家の力で、感情に巻き込まれずに解決へと進めることができます。
相続トラブルの経験が豊富な私たちの事務所なら、
あなたに代わって、法的にも感情面でも丁寧にサポートいたします。
一人で抱え込まず、安心してお任せください。